ガスガスの歴史
ガスガス(Gas Gas)は、スペインを拠点にバイクを製造販売しているメーカーです。
1985年に設立し、トライアルバイクやエンデューロのように全地形対応車のオフロードバイクを中心としたラインナップで人気がありました。
現在ではエントリーユーザー向けの公道走行可能なHalley(ハレー)もラインナップしており、幅広いバイクのニーズにこたえています。
ガスガスは、日本にも正規輸入元があります。
ガスガスが設立した当初にはアローが正規輸入元を務めており、その後2010年からエスジャパンへと変更になりました。
現在では、トライアル部門においては株式マーチ、そしてエンデューロ部門のバイクではMVアグスジャパンが正規輸入元となっています。
ガスガスバイクの特徴は?
ガスガスからラインナップされているトライアルバイクは、オフロード仕様でも他のメーカーと比較して圧倒的な軽量感があります。
そのためプロが移籍してくるケースは多く、モトクロスやエンデューロなど各種レースでは複数回のチャンピオンに輝いているという経歴があります。
この軽量化を実現している背景には、バイクのフレームにシンプルなスチールパイプを使っているという点があります。
強度と耐久性、そしてナチュラルな操縦性を兼ね備えているだけでなく、サブフレームを使わないという点もこうした性能のアップに貢献しています。
特にトライアルバイクに装備されている性能は、必要最低限のパーツのみが厳選されており、究極のレース用仕様と言っても過言ではないでしょう。
一般的に、レーサーがレースの際に使用するバイクは特殊スペックとなっているものです。
しかしガスガスのバイクは、市販の状態でもトライアルで優勝できる高いレベルのスペックとパフォーマンス性があります。
この点もまた、ガスガスのバイクに共通する特徴と言えます。
ガスガスの代表的なバイク車種
ガスガスの中でも熱狂的なバイクファンから大きな支持を集めているのは、ツーリングに特化したTX RANDONNE125です。
空冷4ストロークの単気筒エンジンを搭載し、オフロードだけでなく公道での走行ももちろん可能です。
シートの着脱ができ、目的や用途に合わせてカスタマイズもできます。
バイクの可能性にチャレンジしたいライダーにとっては、要チェックなバイク車種ではないでしょうか。
ガスガスからラインナップされているバイクの中でも路面追従性を追求した車種と言えば、TXT RACING125です。
圧倒的な軽量感と走破性を誇るこのモデルは、レーシングバイクとして高い人気があります。
このバイクメーカーの中でも中心的な存在となるトライアルコンペティションモデルで、搭載されている水冷2ストロークの単気筒エンジンは十分に熟成されており、トルクは太目、そしてフロントにはマルゾッキを採用している点が大きな特徴です。
足つきがとてもよく、小柄な人でも十分に楽しめる点が魅力です。