オートバイはこまめな点検が必要

教習所でも習ったかもしれませんが、運転前のオートバイ点検は非常に常用です。
こまめに点検を行いましょう。
特にツーリングに出かける前や、オートバイを洗うときなどは、必ず点検するクセをつることをおすすめします

日常点検でチェックする場所は、特に次の箇所です。
ガソリン、オイル、タイヤ、チェーン、エンジン、ブレーキ、クラッチ、灯火類、バッテリー、ハンドル、バックミラー、そして締め付け箇所です。

特にブレーキとタイヤ、灯火類、ガソリンは必ず点検してください。
この4か所にトラブルがあれば、事故になる危険が高いからです。

ブレーキの効き具合やブレーキオイルの量は適切でしょうか?
タイヤの溝に異物が挟まっていませんか?
タイヤの空気圧は適切ですか?
ライトやウインカーが点かないことはありませんか?
これから走る距離を十分に走れるだけのガソリンが入っていますか?

事故を起こさないために、最低でもこの4か所の確認は怠らないようにしましょう。

新車を購入したらまず取扱説明書を読もう

新車を購入して初めてそのオートバイに乗るときには、事前に取扱説明書を読んでおきましょう。
中古車購入などで取扱説明書が付属していない場合は、取扱説明書をメーカーのWebサイトからダウンロードできることがあります。
一度、購入したバイクのメーカーのWebサイトで確認してみましょう。

このときにモデルの品番だけでなく年式も確認して、その年式のものを選ぶ必要があります。
年式がわからない場合は、購入したお店にオートバイを持ち込んで確認してもらいましょう。

取扱説明書を読まない人もいますが、取扱説明書にはオートバイの扱い方や点検についての説明など、とても大切な情報が欠かれています。
また、サービスマニュアルやパーツリストが付いていることも多いので、こちらにも目を通しておきましょう。
特に自分で整備をする場合、サービスマニュアルやパーツリストはとても便利です。

また、新車のオートバイの場合は、ならし運転を行うことも重要です。
新車は工場出荷された状態で、まだ未使用です。
このため、オートバイの各パーツを動かして、それぞれを慣らす必要があります。

慣らし運転ではオートバイの回転数を下げて、1000キロ程度の距離を走るのが一般的です。
オートバイの最高回転数の半分程度の回転数を維持しながら走るのが適切といわれていますが、取扱説明書にならし運転での適切な回転数について説明されているはずですから、それに従いましょう。

また、早くならし運転を終わらせて本格的に走りたいからといって、ひたすら高速道路を走る人もいますが、この方法は余りおすすめできません。
高速道路での走行は、シフトチェンジをあまり行わないので、この部分の慣らしが十分にできないからです。
面倒でも、渋滞などがあって頻繁にシフトチェンジを行う街なかを走行することをおすすめします。

運転前の点検