オイル交換が必要な状況の確認
バイクのオイル交換が必要な状況を確認する目安として挙げられるのは、走行距離、使用期間、色合いの三つです。
走行距離の目安としては、バイク新車購入時のオイル使用開始から1,000km、それ以後は3,000から6,000kmごとに交換することが勧めらています。
エンジンを使えばオイルは当然劣化していきますので、まず走行距離が一つの目安になるのです。
2番目の目安が使用期間です。
それほど距離を走っていない場合でも、オイルは気温や湿度の影響により劣化していきます。
例えば走行距離的にはまだ交換の時期に来ていない場合でも、前回の交換時期から6カ月が経過したら、エンジンのよい状態を保つためにオイルを交換しておきましょう。
3番目はオイルの色で、オイルの色は点検窓やオイルレベルゲージに付着した色で確認できます。
新品のオイルは透き通ったべっこうのような黄色ですが、汚れてくるとコーヒー色や墨汁のような黒い濁った色に変わってきます。
汚れの度合いが進んでいる色合いの場合、交換時期の目安になります。
また、オイルが乳白色に変わっている場合は水の混入が疑われるため、交換が必要になります。
オイルの交換方法
バイク専門店や用品店に依頼することも可能で、約20分程の作業時間で交換してくれます。
オイル代金は、銘柄にもよりますが数千円、作業工賃が千円程度です。
お店のプロに頼むメリットとして、点検や他の不具合箇所を確認してもらえる点があります。
交換は、自分でもすることができます。
まずは新品のオイル、オイルジョッキ、ドレンパッキン、廃油ボックス、工具やグローブなど、必要な材料や道具を自分でそろえましょう。
バイクを安全な場所に置いた状態で、エンジンを少し暖気します。
そして廃油ボックスをドレンボルトの下に置き、ドレンボルトを外し古いオイルを抜きます。
完全に抜き終わったら再びドレンボルトを締めますが、この時、ドレンワッシャーを新品に交換しておきましょう。
そして、新品のオイルを注入口から入れ、完了したら注入口を締めます。
自分でオイル交換するメリットは、自分の好きな時に出来、費用も節約できることです。
注意するべき点
交換時期の目安として走行距離、使用期間、色合いの確認の三つがありますが、夏の時期はオイルが思ったより早く劣化したり、減っていたりすることがあります。
夏場の高温状態で、通常より早くオイルの劣化が進むためです。
また、梅雨の時期等、雨の多い時期にはオイルに水分混入トラブルが発生する可能性が高くなるため、こまめに色合いを確認しておきましょう。
オイル交換を自分で行う場合、ケガや火傷のリスクがありますので十分注意しましょう。
また廃油処理の際には、各自治体のルールに従う必要があります。