バイク免許の近道
「バイクの免許を取ろう」では、免許取得の一番の近道として教習所についてご紹介しました。
バイクも車と同様、実は教習所に行かなくても取得できます。
ではどこで取るのかというと、運転免許センターで学科試験なしの実技検定を受けて合格すれば発行してくれます。
俗に一発試験と呼ばれるこの取得方法は、持ち点100点からの減点法を採用しており、合格基準点は70点以上でなければなりません。
一発試験の受験者には、中型免許を既に取得し大型二輪を取得したいという人が大半を占めています。
試験のメリットとデメリット
この一発試験のメリットとしては、とにかくバイク免許取得までの費用が安いということです。
検定料2950円と、車両使用料1650円の合わせて4400円前後(*平均基本料金なので必ずしもこの値段というわけではありません)とかなりリーズナブル。
合格後の講習費用と免許交付のための手数料を含めると、教習所の費用の10分の1くらいで済みます。
教習所で免許を取得しようと思えば20万円前後はかかるのが一般的です。
この費用を少しでも安くあげて、バイクの購入費用や保険に当てたいというのが心理ですよね。
狭き門を突破しなければならない
とはいえ、一度で合格することはほぼ不可能と言われており、数回受けることは覚悟しておいたほうがよいでしょう。
何せ、合格率は約8%とかなりの狭き門なのです。
こう書くと、どんなに難しいことを要求されるのだろうと思われる方も多いのではないでしょうか。
決してそのようなことはありません。
むしろ基本中の基本が要求されます。教習所で習うことがそのまま実技検定として実施されるというだけです。
ただし、交通ルールは厳しく採点されます。あらかじめ試験問題集などで勉強しておくほうがよいでしょう。
動作は多少大げさと思えるくらいわかりやすい方が合格率のアップにつながります。恥ずかしがらず、堂々と行いましょう。
さて、ここまで書いて疑問に思った方もいるのではないでしょうか。
そう、一発試験志願者はいったいどこで練習すればいいのでしょうか?
基本的には自分で練習場所を確保しなければなりませんが、バイク練習場が近くにある場合はここを利用してみるのも良いでしょう。
大体が公営の場合が多く、安く利用できたり無料で利用できる場合もあるようです。
とにかく基本をしっかり復讐すること。そして大きな声でハキハキ返事をすると試験官に与える印象も違ってきます。
走行時のイメージトレーニングもしっかりしておきましょう。意外と役に立つこともあるようですよ。
とにかく、よほどの覚悟がない限りは避けておいたほうがよいかと思います。
それでもチャレンジしたいという方は、頑張ってください。