ガソリン携行缶はどう選ぶ?

バイクでツーリングに出かける際、ガソリン携行缶を持っていると万が一の時にとても便利です。
土地勘のない場所では、どこにガソリンスタンドがあるのか分からずに困ったり、足を運んでもすでに営業時間終了後だったりして給油できない状況に陥りやすいものです。
特に地方のガソリンスタンドの中には、営業時間が早くに終わってしまうスタンドもあれば、休日はお休みというところもあります。
そんな時、ガソリン携行缶があれば急場をしのぐことができ、ライダーに大きな安心感を与えてくれます。

ガソリン携行缶には、500cc~2L程度まで様々なサイズがあります。
容量によって走行できる距離が異なり、500ccなら約10km程度の走行が目安です。
2Lサイズなら約40kmとたっぷり走行できますが、重量が重くなって容器の大きさもかさばるため、搭載できるバイクの車種は限られるでしょう。
そのためガソリン携行缶には、まず最初にどのぐらいの容量を積めるのかという点でいくつか絞り込むことから始めましょう。

ガソリン携行缶を選ぶ際には、バイクへの取り付けやすさも大切なポイントです。
専用のホルダーやターンバックルバンドを使うケースが多いのですが、DIYで取り付けるならホースバンドを使ってホルダーを作るという方法もアリです。
大切なポイントは、走行中の振動によってガソリン携行缶がずれ落ちないようにしっかり固定できること、そして直射日光に当たったり高温にならない場所に設置できることです。

どんなガソリン携行缶がおすすめ?

バイクの積載重量や容量をできるだけコンパクトに抑えたい人におすすめなのは、クロスヨーロッパからラインナップされている小型の500ccタイプです。
これは円柱状のボトルとなっている点が特徴で、素材は亜鉛メッキ鋼板が使われています。
サイズがコンパクトなので持ち運び安いという点が大きなメリットですが、口の部分が広めに確保されており、給油する際にも使いやすいというメリットがあります。

500ccのこのタイプは、あえてバイクに固定する必要はなく、バッグの中に入れておいても問題ありません。
缶ジュース程度の大きさなので、2本持ち歩くというライダーも多いです。

500ccよりも若干大きめのガソリン携行缶が欲しいという人にオススメなのは、YAZAWAからラインナップされているM70タイプ、700ccタイプのボトルです。
ボトルはステンレス製の超軽量で、重量は304gしかありません。
500ccよりも若干大きいですが、バッグに収納できるサイズなので、ツーリングに出かけるライダーにとっては使いやすいサイズ感で人気があります。

このガソリン携行缶はまた、収納できるノズルが口の部分についている点も特徴です。
バイクへ給油する際にこのノズルを使えばこぼす心配がなく、効率的に使用できます。

いざという時に備えたいガソリン携行缶