ちいさいなバイク・モンキー

ホンダ・モンキーという名前は、バイクにあまり詳しくない人でも、一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、実物を見かける機会はあまりないかもしれません。

モンキーというのは、ホンダから発売されている原動機付自転車(原付、いわゆる原チャリのこと)です。
このモンキーというバイクの最大の特徴はそのサイズではないでしょうか。
ホンダ・モンキーは、タイヤのサイズがとても小さく、車体の全体の高さは、わずか85センチメートルしかありません。

全長も1メートル30センチメートル程度と全体的にとても小さく、可愛らしいのが特徴です。

そんな小さなサイズで乗ることができるの?と思うかもしれませんが、これはれっきとした原付バイクなので、ちゃんとナンバープレートをつけて公道を走ることができるのです。

もちろん、原動機付自転車なので、運転するには普通自動車免許か原付免許が必要になりますし、原付なので高速道路を走ることもできませんが、普通の50ccのバイクやスクーターと同じように扱われる車両なのです。

小さなサイズですが、特に体重制限などはなく、かなり体の大きな人が乗っていても、走ることが可能なのだそうですよ。
とはいえ、ホンダ・モンキーに乗るのは、その多くが女性であるようです。

モンキーの性能とは

ホンダモンキーは、その小さなかわいらしさが魅力ですが、小さいからそのぶん、大きなバイクよりも性能が劣っているとは限らないのです。

ホンダ・モンキーは伝統のあるバイクだけに、その走りは意外なほどにしっかりしており、上り坂などもけっこう耐えることができるのです。
また、車体が小さいので、普通のバイクだと足がつかない小柄な女性でも、難なく乗れるというメリットもあるのです。

また、車体が小さいために小回りがきくことも大きなポイント。
力のある人なら、車体を持ち上げることができるくらいの重さなので、かなりの融通がきくのです。
つまり、狭い路地で道に迷って引き返さなくてはならない状況になっても、ホンダ・モンキーであれば簡単に可能だということ。

もちろん、大型のバイクとおなじだけの性能を期待できるわけではありませんが、小さいからこそのメリットが、ホンダ・モンキーにはあるといえるのです。

ホンダ・モンキー