バンクの燃料タンクにカバーを取り付けるメリットは?

バイクの燃料タンクにカバーを適用することのメリットは何でしょうか。
最も顕著なメリットは、タンクの保護でしょう。
しばしばライダーの太ももと接触する部分は、ジーンズやベルトの金属部分などと摩擦を起こして擦り傷が生じやすくなっています。
そこで、タンクカバーを取り付けることで、タンクが傷つくのを効果的に防ぐことができるのです。

さらに、タンクカバーは多種多様なデザインや色調で提供されています。
それゆえ、ステッカーのようにバイクの見た目を飾るために用いることも可能です。
カーボン調のカバーやユーモラスなデザインのカバーなど、個性を出すための商品も広く提供されています。
素のままのタンクでは少々寂しげに感じるなら、タンクカバーを利用してみてください。

しかし、タンクカバーの使用は必ずしも絶対ではありません。
確かにタンクを保護する効果はありますが、見た目が気に入らなければ無理に使用する必要はないでしょう。

とはいえ、新車を買ったばかりだと少しの傷でも付けたくないものでしょう。
となると、タンクを傷つけることなく安心してバイクに乗れるメリットは大きいです。
デザインが気に入ったものがあったら、ぜひ利用してみてください。

タンクカバーの取り付け方

タンクカバーの取り付け方は、基本的にはタンクにステッカーを貼るのと同じ工程を踏みます。
作業手順は脱脂、位置決定、そして貼り付けの順番です。
これらはさほど難しくない作業ですが、位置決定は予想外に難易度が高いことがあるので詳しい手順を説明しましょう。

まず、タンクに存在する汚れや油を除去しましょう。
汚れが特に酷い場合は、まず洗浄した後で作業を行ってください。
タンクが綺麗になったら、中性洗剤やシリコンオフを用いて脱脂します。
パーツクリーナーも脱脂には使えますが、塗装を傷つける可能性があるため推奨できません。

脱脂が終わったらタンクカバーをタンクにあてがい、その後タンクキャップのセンターとタンク取り付け部のセンターを糸で結び、中心線を割り出します。
これが位置決めの基本で、中心線が決まればそれを基準にタンクカバーを貼り付けていきます。
貼り付ける際は、裏側の保護シートを少しずつ剥がしながら丁寧に貼り付けましょう。
ただし一気に剥がして貼り付けると失敗することがあるため、注意が必要です。

また、タンクカバーを剥がす際、無理やり剥がすと塗装が剥がれてしまう恐れがあります。
特に、貼り付けてから時間が経過したものはしっかりと貼り付いているため、熱を加えながら少しずつ剥がすことが重要です。
ドライヤーやヒートガンなどを使って熱を加え、慎重に剥がしていきましょう。

タンクを傷から守るタンクカバー