ワックスによるメンテナンス効果
ワックスによるコーティングで、バイクの外観をきれいに保てます。
塗装面も保護され、ツヤと輝きが増しますし、表面に汚れが付きにくくなります。
傷消し効果やサビ防止効果もあるのも特徴で、傷やサビを長期間そのままにしておくと、サビによる腐食が進行しバイクのコンディションが劣化していきます。
ワックスによるメンテナンスを定期的に行うと、バイクの外観を美しく保てるだけでなく、ボディや部品の状態を良好に保てるわけです。
ワックスによるコーティングがバイクメンテナンスに欠かせない理由がここにあります。
ワックスの使い方
ワックスがけをする前に、水洗いをして泥やほこりを落としていきましょう。
その際、故障の原因になるので、マフラーやエアクリーナーには水がかからないようにします。
次にバイク用シャンプーとスポンジを使って汚れを落として水で洗い流し、マイクロファイバータオル等で付着している水分をふき取ります。
乾燥したら、ワックスがけの準備完了です。
ワックスがけの仕方は、固形タイプと液体タイプで方法が異なります。
固形タイプは、濡れたスポンジで適量を取りながら車体に塗り伸ばし、その後ふき取ります。
液体タイプは、固形タイプより容易に塗布できます。
傷がつかいないように、柔らかめのタオルでふいて仕上げましょう。
何を選ぶか
大きく分けて固形と液体に分かれるワックスですが、いくつか製品の種類があります。
それぞれの製品に特徴があり、ユーザーの目的に応じて選ぶことができます。
固形ワックスは、カルナバロウというヤシの木の実から取れる油脂を主原料としています。
植物油や石油系溶剤等がブレンドされています。
ワックスがけに手間はかかりますが、光沢が出やすく仕上がりの美観が優れていますので、外観を重視する方にお勧めです。
液状のスプレータイプのワックスは、スプレーしてふき取るだけでコーティング効果が得られます。
水洗いの前工程を必要としないタイプもありますので、メンテナンスはするけれどワックスがけに手間を掛けたくない方に向いています。
液体ワックスには、ワックスの成分と共にシャンプーが含まれているものが多くあります。
つまり、水洗い後のシャンプーをする時に、ワックスがけも同時に出来てしまうというわけです。
愛車の丁寧な水洗いは苦にならないが、ワックスがけまでは少し面倒、という方にピッタリです。
クリームタイプのワックスには界面活性剤が含まれており、それで汚れを落とせます。
固形ワックスと同様にカルナバロウ等の油脂でコーティング効果を出し、固形ワックス並みの光沢と外観に仕上げることが出来ます。
外観のきれいさは得たいが、固形ワックスがけの手間は面倒、という方に向いています。