手軽に乗れてパワーも十分な「ビッグスクーター」

自動二輪免許の種類として「オートマチック限定免許」が区分としてできたのは2005年6月1日のことです。
普通自動車では1991年より行われていたAT限定ですが、バイクでも同じように取得ができるようになった背景にはギアチェンジを伴わないタイプのバイクであるスクーターが広く普及するようになったことがあります。

自動二輪のAT限定免許も普通自動車同様にいくつかの教習を受けずに済むという便利さがある一方で、実技教習においては普通のバイクよりむしろ難しいということもあったりします。

しかし自動二輪免許で一番のネックとなる手足を使ったギアチェンジをせずに運転することができるスクータータイプは非常に利便性の高いものであり、気軽にパワーのあるバイクに乗れるようになったというのは嬉しいことです。

スクーターはもともと50cc以下の原動機付自転車で多く採用されてきたものですが、より大型の排気量の車体でも安定的に運転できるタイプが出てきました。

スクータータイプの特長はクラッチがついておらず、乗車をするときにはフロアに足を乗せて手の部分のみで運転をしていきます。
またシートが深く広めに作られており、内部に大きい収納スペースがあることが多くなっています。
250ccクラスのタイプが最も多く販売されていますが、いくつかのサイズから自由に選ぶことが可能です。

ビッグスクーターの人気車種

ビッグスクーターの人気車種としてはまずホンダ「FORZA Si(フォルツァ)」があります。
フォルツァはシート下のラゲッジボックスに53Lという大容量が特徴となっており、フルフェイスのヘルメットを2つ入れることができます。

他にもスズキの「スカイウェイブ650LX」というハイスペックのタイプも大人気で、こちらはグリップヒーターや自動温度制御式シートという冬の寒い時期には嬉しい機能が標準でつけられています。

また一時大人気となったヤマハの「マジェスティ」もスクーターバイクの代表的車種となっており、各メーカーから特徴的な車種がリリースされています。

ビッグスクーター