公道だけでなく本格モトクロスにも使える「オフロード」
バイク用タイヤにはオンロード用のノーマルタイヤと、もう一つオフロード用の大径タイヤがあります。
オフロード用タイヤは小型~中型排気量ではフロント21インチ、リア18インチとサイズが異なっているのが一般的で、全体的に径が大きく丈夫なスポークがついていることが特徴です。
こうしたオフロードタイヤを標準装備するのが「オフロードバイク」と分類されているもので、公道を走行するだけでなく未舗装の道路や山中も走行することができます。
人気のモータースポーツであるモトクロスに使用されることもあり、より自由度の高いバイク走行を楽しみたい人に向いたバイクと言えます。
より本格的な車種の中には純粋に競技用として開発されたものもありますが、多くのメーカーからは公道走行が認められた一般向けモデルが出されているのでそちらから選ぶことができます。
オフロードバイクの人気車種
オフロードバイクとして販売されている人気車種としては、ホンダの「XR230」やヤマハの「WR250R」、カワサキ「KLX250」といったものがあります。
またカワサキ「KDX200SR」あたりは国産オフロードの名車としてよく知られているところであり、本格オフロード走行に強みを発揮することができるものとして人気があります。
ホンダ「XR230」の先行車種として「XR250」というバイクも以前まで存在しており、現在絶版となってしまっているものの、安定的な走行性能と扱いやすさから中古市場では今も頻繁に取引されているところを見かけます。
オフロードタイプと聞くと公道以外の場所を走行するためのものというイメージが強いのですが、実際にはオフロードタイプながら公道用に使用する人も多く、管理のしやすさと乗り心地のよさをメリットにすることができます。
オフロードバイクの場合車体が高めに作られていることから乗った時の目線が高い位置にあり、この感覚がオフロードバイクならではの魅力としても挙げられます。